有明海の環境を最大活用

実は九州は海藻の一大産地(その影響はウニのパネルもご参照ください)。特に全国的に有名なのが有明海で収穫される海苔です。有明海が海苔にとって最高の環境である理由はふたつ。1.大きな内海になっており比較的潮の流れが緩やかで、柔らかい葉質の海苔が採れること。2.干満による海面の差が6メートルもあるため、満潮時は海水に浸かって栄養を摂取し干潮時は海から出て光合成が可能なこと。そんな恵まれた環境で育った海苔がもつ本来の食感と風味を楽しむため、この黒磯海苔はいわゆる「板海苔」の形ではありません。収穫された海苔を粉砕せず、海苔本来の形を保ったまま乾燥させた珍品です。
収穫すぐの海苔の姿

手仕事がいっぱい
海で栄養を蓄えます
海岸からの風景

日本酒スタンド酛 茅場町店さんご協力のもと
この珍味を活かした一品を紹介する動画を制作しました。
ぜひ以下よりご覧ください。

取材協力:
株式会社トリトンフーヅ
株式会社高橋商店

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